生きているうちにお墓を建てるなんて...

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写真:湘南ふじみ霊園

新たに生まれ変わる「擬死再生」の民間信仰に基づいて

生前に建てるお墓のことを「生前墓」とか「寿(じゅ)(りょう)墓」と言います。「生きているうちにお墓を建てるなんて縁起でもない」と思うかもしれませんが、その根底には民俗学でいう「擬死再生」(生前に死んだ体験をして、新たに神の子として生まれ変わる=生まれ清まる)の民間信仰があります。その体験によって、これまでの人生(罪や病気などすべての不幸)をキレイに清算し、健康・幸福・長生きできると信じられているのです。この思想は、生まれた年の干支が5回目(60歳)を迎える「還暦」(赤子に戻る=生まれ変わる)や、長野・善光寺の「胎内くぐり」(本堂下の真っ暗な戒壇=あの世をくぐると極楽往生できる)、全国各地に残る「(ねり)供養」(=阿弥陀さまが25人の菩薩とともに迎えに来て浄土へ導く(むかえ)(こう))などにも見られます。仏教では、あらかじめ自分の死後の供養をすることを「(ぎゃく)(しゅう)」(生前に戒名をもらい、位牌やお墓の戒名に朱文字を入れる)といい、『地蔵本願経』にその功徳が書かれています。

寿陵の起源は秦の始皇帝陵「兵馬俑」だった

寿陵の起源は、中国・西安市の(へい)()(よう)(約8000体の俑が並ぶ。世界遺産)、つまり秦の始皇帝(紀元前3世紀前半)が生前、35年もの歳月を費やして70万人の受刑者につくらせた始皇帝陵(()(ざん)陵)だと言われています。古くは聖徳太子のお墓「()(なが)陵」(大阪府太子町)や日本最大の前方後円墳「(にん)(とく)天皇陵」(大阪府堺市)、近年では昭和天皇が眠る「武蔵野陵」も生前に造られました。

石碑の建立期限を定めていない霊園も

お墓を生前に用意しておきたいが、「事情があって、すぐに建てられない」「購入資金が不足気味」という方には、さほど件数は多くありませんが、石碑の建立期限を定めていない霊園がお勧めです。神奈川県にある新設の公園墓地では「新横浜中央霊園」(横浜市神奈川区)と「湘南ふじみ霊園」(藤沢市)が、いずれも石碑の建立期限を定めていません。また両霊園にはご遺骨を一時的に預かる施設(前者は最長5年、後者は同3年)も用意されています。預かり料は、ご遺骨一体につき年間12,000円(ひと月1,000円)です。さらに将来万が一、承継者がいなくなったとしても、園内の永代供養塔に無料で合祀される永代供養権が付いているので、その点でも安心です。

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